活動内容

協会設立の目的

自動認識機器及びそれに関連するソフトウェアに関する調査研究、規格の立案及び標準化の推進、普及及び啓発等を行うことにより、製造、物流、流通等のシステムの効率化及び高度化の推進を図り、もって我が国経済の発展及び、国民生活の向上に寄与する。

活動概要

当協会では、次のような事業活動を行っております。

自動認識システムに関する普及啓発

  1. 部会・委員会の開催と運営
  2. 自動認識総合展の開催(東京・大阪)
  3. 自動認識セミナーの開催と運営
  4. 自動認識システム大賞の審査員会の開催と運営
  5. ウェブサイトによる協会活動の報告掲載と各種情報提供
  6. 会報誌「JAISA」、情報技術誌「JAISA NOW」の発刊

人材育成

  1. 自動認識技術者資格試験の開催と運営

標準規格立案・策定と標準化推進・普及

  1. 国際標準規格「ISO/IEC」関連規格の立案・策定、及び改訂の実施と普及
  2. 国内標準規格「JIS」関連規格立案・策定及び改訂の実施と普及
  3. 上記1、2の推進の為の受託事業、補助事業、自主事業の展開

調査・研究

  1. 自動認識市場に関する統計調査報告書の作成と報告
  2. RFID電波関連調査研究
  3. バイオメトリクスに関する調査研究

業界関連団体・関連省庁との交流

  1. 業界として解決すべき課題の発見・解決の為の体制構築
  2. 関連省庁への業界の最新情報や要望の発信
  3. 会員企業に向け、関連省庁における最新情報を展開
  4. 新分野との接点開拓による、会員企業の事業領域拡大に寄与

事業活動内容

自動認識総合展

本展示会は、国内で唯一の自動認識技術・ソリューションの専門展示会として国内外から認知されていると共に、多くの皆様から期待される展示会となっており、ユーザーの皆様が抱える諸課題に、新製品・新技術を用い、最適なソリューションを提供することを最大の目的としております。自動認識技術によって実現する「安全」「安心」「信頼」のソリューションを体感していただける貴重な場として、毎年、東京及び大阪にて開催しており、製品購入や製品購入のための情報収集、課題解決・ソリューションの検討など、明確な目的を持った方々にご来場頂いております。

また、同時開催として各企業様による自動認識セミナーや、自動認識基本講座、自動認識市場規模動向調査報告、自動認識システム大賞受賞作品の発表等、多くのご来場者の方々に自動認識技術の最新動向をお知らせ致しております。

自動認識技術者資格試験

バーコードやRFID、バイオメトリクスに代表される自動認識技術は、生産分野や物流分野、サービス、公共分野および医療、福祉分野、最近ではコンシューマ向けサービスにまで広がり、今や現代社会のインフラとして浸透しております。日本自動認識システム協会では、自動認識技術の普及啓発および業界の今後の更なる発展のため、技術者の育成、増強を支援するものとして、資格認定登録制度を2004年10月にスタート致しました。

最近では、普及啓発活動の成果が拡がりを見せ、非会員企業の方々の受験割合も増加。また、製造関係や物流関係などの自動認識システムを利用されるユーザの方々が、システムを利用するための知識を得る目的でも資格取得されるなど、「自動認識技術者資格」の裾野は確実に広がっています。企業の皆様におかれましては、社員研修の手段として、また自己啓発の手段として、本資格認定登録制度のご活用を是非ともご検討ください。

自動認識市場調査報告

当協会では、バーコード・RFID・バイオメトリクスの年次出荷実績(数量・金額)と次年の市場予測についてとりまとめた『自動認識市場調査報告書』を毎年作成して会員の皆様に無料配布しております。

バーコードリーダー、バーコードプリンタ、バーコードサプライ、RFID関連(リーダライタ、ハンディターミナル、タグ等)、バイオメトリクス、ソフトウェアなど、各製品毎に出荷実績・出荷予測・市場動向について取りまとめておりますので、自動認識業界を知る上での貴重な情報源としてご活用いただいております。

部会

部会活動内容
RFID部会 本部会はRFID市場の健全かつ公正な競争を促し、それによる顧客満足度を向上させ、RFID市場の更なる発展・向上を目指しています。RFタグ、リーダライター、関連システム製品について、情報共有、調査、研究を行い、市場拡大に向けての活性化促進をテーマに幅広い討議と市場状況説明会を実施しています。
システム部会 本部会は、自動認識(Auto-ID)技術を活用したシステム事例や新しいAuto-ID技術の理解を深め、そのシステムへの応用を図り、Auto-IDの発展に役立てることを目的として活動を実施しています。
バーコード部会 バーコードは様々な業界・分野で使用され、企業における業務の効率化のみならず、私たちの実生活の利便性をも向上させる手段となっています。本部会は社会のインフラとして存在するバーコードの更なる発展を目指し活動を実施しています。
バイオメトリクス部会 バイオメトリクス(生体認証)技術は、“究極の本人認証技術”と言われており、国境における人の移動などのホームランドセキュリティやインターネットなど、ネットワーク上における非対面の個人認証分野などで注目を集めている技術です。本部会はバイオメトリクス市場の更なる成長と普及促進のために活動を実施しています。

プロジェクト

プロジェクト活動内容
医療自動認識プロジェクト 本プロジェクトは、医療用医薬品や医療機器等へのバーコード利活用促進や、今後市場拡大が想定される福祉・介護・在宅医療等の地域包括ケアシステムへの自動認識技術の利活用促進など医療関係への自動認識技術の更なる利活用を目指し活動しています。各部会活動を超えて広く横断的な組織活動とすることにより、本プロジェクト参加企業のみならず、全ての会員企業への情報発信、情報共有等、より広く積極的な対応を実施しています。
画像認識プロジェクト 画像認識技術はAI・ディープラーニングとの組み合わせにより、製造、生産、流通、医療、セキュリティ、交通など幅広い分野での活用が進んでいます。
本プロジェクトは、画像認識技術に対する理解を深め、各分野での自動認識システム課題に対する適切なソリューションを検討する指針として、画像認識による解決レシピ(ガイドライン)を作成することを目的として活動しています。
未来のAUTO-IDプロジェクト 自動認識技術に関係する事業者(ユーザー・メーカー・SIer)に対して、「自動認識技術の活用事例の具現化」を体感できる展示を提供することで、自動認識システムの認知度を高め、自動認識市場の発展・拡大に寄与することを目的に2019年に発足。
実行委員会メンバを中心に、第21回自動認識総合展ではテーマ展示「未来をつなぐAUTO-ID -自動認識で変わる未来-」を企画展示しました。

委員会

委員会活動内容
展示会委員会 自動認識総合展の拡大と充実に向け、企画・運営を実施しています。
セミナー専門委員会 展示会セミナーの企画立案と運営および展示会開催エリア(東京・大阪)以外の重点エリアでのセミナー(出張セミナー)等の企画立案を実施しています。また、システム大賞事例セミナーの企画立案と運営も行っています。
市場統計委員会 国内で唯一の自動認識市場調査を実施しています。各年次毎に「市場調査報告書」の発刊を行っています。
自動認識資格普及委員会 自動認識技術やシステムの導入・改善等の技術的、経済的ニーズに迅速且つ、的確に対処するための、エンジニアリング業務やシステム構築業務に従事する自動認識技術者の人材育成を目指し、講習会及び試験を開催し、自動認識技術者の資格認定を行うものです。
システム大賞
表彰審査委員会
自動認識技術やソリューションの発展と普及・啓発を目的として、先進的且つ、その効果が極めて顕著な自動認識関連の技術やシステムに対して、当協会として、審査・表彰を行っています。

受託・補助・自主事業

事業名区分活動内容
汎用RTI(リターナブル輸送容器)用大容量電子タグ(RFID)に関する国際標準化 受託 ISO/TR22251を生かし、汎用RTI用大容量電子タグ使用した国際物流におけるテクニカルレポートを提案する。この中で、大容量電子タグ内ユーザエリアのデータフォーマット、内容、交換方式案を提案する。
物流効率化に向けたRFIDの母国語利用等に関する国際標準化 受託 物流効率化のためにサプライチェーンにRFIDを適用と技術の向上への追従のため、母国語を利用を可能とするため、RFIDのサプライチェーンへの適用規格を改訂する国際標準提案を行う。
バーコードプリンタ及びバーコードリーダの性能評価仕様(JIS X 0527)に関する国際標準化 受託 JIS X 0527のNWP(ニュープロジェクト)提案と国際標準原案を作成する。
容易にセキュリティ性を確認できる生体認証の精度評価方法の国際標準化 受託 認証性能評価の実施困難性を低減するために「必要なサンプル数を削減できる精度評価方法の確立と国際標準原案の検討する。